- 加藤 幸彦 2009-08-28
- 再生の事例
1階の、かつて台所と浴室だった場所には、ギャラリーのような玄関スペースを新しくつくりました。 ここは、1日のうちで必ず通るスペースですから、思い切って複合的な機能を交錯させるように仕掛けてみました。
階段が、ど真ん中を貫きます。(実は、構造補強に役立っていたりします..)
そして、階段の踊り場は、ギャラリーに置かれた大きなテーブルのように設えます。
ここに子どもたちの作品なんかを置いて楽しむことができます。
モルタルで仕上げた少し広い土間。
子どもたちが、工事の人たちといっしょに「ビー玉」を床に埋めました。
洗面カウンターは、照明オブジェのように。
洗面の照明と、スペース全体の間接照明を兼ねています。
ただ機能的なことだけじゃなくて、
毎日のシーンが心地良く、豊かなものになるように。
下町のようなこの路地にできるだけ馴染むように、 外壁を少しシックな色に塗り替えて、屋根の上にテラスと、それを囲う純白のスクリーンをのせました。
夜は、照明によって行灯のように浮かび上がります。
玄関の扉を明ければ、ギャラリーが路地につながります。
「家」と「まち」の記憶を残しつつ、少しだけメッセージを発しながら、 控えめなデザインで新しい生活への宣言みたいなものを表現しています。
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